お茶の水女子大学附属小学校を受験予定の方へ!学校の特徴・倍率など基本情報を徹底解説

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国立の名門小学校として小学校受験で高い人気を集めているお茶の水女子大学附属小学校。「自主協同」という教育目標を掲げ、皇族も入学しています。幼稚園から大学までが同じ敷地にあり、一貫教育を提供。小学校は男子も入学できます。ここではお茶の水女子大学附属小学校の特色や評判、入試情報、難易などをご紹介していきます。

\第一志望合格率81.3%/

お茶の水女子大学附属小学校の風土・特徴は??

2019年に創立140周年を迎えたお茶の水女子大付属小学校。ここでは特徴や教育理念、雰囲気などを見ていきましょう。

お茶の水女子大学附属小学校の教育理念・教育方針

お茶の水女子大学附属小学校は、「自主協同」を教育目標に掲げ、「自分で考えて正しく判断し、進んで行動する子」「自然と人間を大事にし、情操の豊かな子」「健康で、気力体力が充実し、意志の強い子」を育成することを目標にしています。また「大学の附属学校」として、大学と連携した教育の研究開発に取り組むことも大きな特徴であり、2019年度からは「てつがく創造活動」に取り組んでいます。これは、社会の変化に主体的に向き合う力を身につけることができる教育を目指すものです。

国立の教育機関の小学校として、常に教育の最先端に触れることができる学校、それがお茶の水女子大学附属小学校です。

お茶の水女子大学附属小学校の雰囲気

教育の研究開発を行う小学校として、幼稚園からの円滑な移行のための「幼少接続期カリキュラム」や、4年生以上の各学年に帰国児童(定員15名)を受け入れる国際色豊かな教育研究、電子黒板を導入したICT教育など、最先端の幅広い教育が行われています。

こうしたさまざまな教育を実践するために、一つの学年を4〜5名の教員が協力して担当する「協力学年担当制」を取り、3年生からは教科担任制にもなっています。カリキュラムや受験にとらわれず、子どもたちのさまざまな可能性を広げる教育を目標においた小学校です。

給食も、学校の給食室で作られており、大学と連携した食育教育が行われるなど、安全で美味しい給食が提供されています。

お茶の水女子大学附属小学校の学費

国立の小学校であり、私立と比べると安価な学費になっています。

入学時納付金 教材費(年額) 17,000円
  教室費(初年度のみ) 5,000円
  空調費(年額) 1,600円
  祝菓子・非常食(年額) 1,800円
  給食費など(年額) 約90,000円
  PTA入会金 5,000円
  PTA会費(年額) 6,000円
  同窓会入会費 40,000円
  教育活動費(年額) 16,000円
合計   約180,000円程度
     
年間納付金 教育後援会入会金(初年度のみ) 50,000円
  教育後援会会費(6年分) 120,000円
  寄付金(教育充実費)1口以上任意 10,000円

金額は、改定される可能性があります。また、この他に制服代などが必要になります。

お茶の水女子大学附属小学校の入試情報

お茶の水女子大学附属小学校の入試は毎年、50倍を超える倍率となっています。

お茶の水女子大学附属小学校を受けるのは、例年どんな受験者なの?

お茶の水女子大学附属小学校の入試は、伝統ある人気国立小学校ということもあり、50名(男子25名・女子25名)の募集人数に対して、毎年、50〜60倍の志願者が集まります。2019年秋の入試では、志願者数は男子1134名、女子1595名となりました。また一次と三次で、抽選が行われることも特徴です。

一次抽選では男女それぞれ210名が選ばれ、二次検定に臨みます。二次検定では男女約50名が通過、最後に三次抽選が行われます。最終的に男子26名、女子27名が合格、倍率は男子約44倍、女子約59倍となりました。

一次、三次と抽選が行われ、文字通り「運」に左右されて対策が取りにくいことから、第一志望ではない受験生も多いと考えられますが、一次抽選から二次検定までの期日が短く、事前に十分な対策を行っておくことが合格には欠かせません。

お茶の水女子大学附属小学校の試験内容

一次抽選に通過すると、保護者にはすぐ800字程度の作文があります。主に志望動機にかかわる内容ですが、二次での保護者面接と同様、事前に準備しておきましょう。

二次では、「行動観察」「個別試験」「運動機能」と、保護者面接が行われます。

行動観察は、フラフープやなわとび、ボーリングなどで自由に遊んだり、校内を見学します。グループでゲームをすることもあり、社会性や協調性も問われます。

個別試験は、ペーパーテストではなく、口頭試問で行われます。内容は、一般常識・推理・言語・記憶といった小学校受験ではお馴染みのものですが、しっかりと答えられるようにしておくことが大切です。

運動機能は、スキップ、マット運動、平均台、大なわとびなどです。

二次の時間は、3時間程度。平行して保護者面接が行われます。

お茶の水女子大学附属小学校の受験情報

2020年秋に行われた入試をもとに、お茶の水女子大学附属小学校の受験情報をご紹介します。

お茶の水女子大学附属小学校の受験スケジュール

  • 募集要項頒布
    • 10月3日(土)~10月4日(日)
      • 場所:お茶の水女子大学附属小学校中央玄関
    • 10月5日(月)~10月9日(金)、10月12 日(月)~10月16日(金)
      • 場所:お茶の水女子大学国際交流留学生プラザ1階
  • 価格
    • 一部1,000円
  • 願書受付(郵送)
    • 11月2日(月)~9日(月)当日消印有効
  • 一次抽選
    • 12月7日(月)男子:9時~、女子:11時〜
  • 二次手続
    • 12月7日(月)男子:13時30分~、女子:15時~
  • 二次検定
    • 12月8日(月)〜10日(火)※生年月日順に実施
  • 二次結果発表
    • 12月11日(金)
  • 三次抽選
    • 12月11日(金)

お茶の水女子大学附属小学校の募集人数

男子25名、女子25名、合計50名

お茶の水女子大学附属小学校の試験会場

  • 住所
    • 東京都文京区大塚2-1-1
  • アクセス
    • 東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷駅より徒歩7分
    • 東京メトロ有楽町線の護国寺駅より徒歩8分
    • 都営バスの大塚2丁目停留所より徒歩1分

お茶の水女子大学附属小学校へ合格するために

毎年、50倍もの倍率となるお茶の水女子大学附属小学校の入試。合格するお子さんとはどんなお子さんでしょうか。

お茶の水女子大学附属小学校に合格する子どもの特徴

国立小学校の中でも、特に高い倍率となることで知られるお茶の水女子大学附属小学校。二次の個別試験はペーパーテストではなく、口頭試問が行われることもユニークな点です。一括でペーパーテストを行わず、受験生一人ひとりと口頭でやり取りするということはつまり、お茶の水女子大学附属小学校は、行動観察も含めた二次試験の中で、先生とのやり取り、他の受験生とのやり取りを通して、時間をかけて、お茶の水女子大学附属小学校で学ぶに相応しい子どもを選び出していると言えます。

先生の言葉をしっかり聞き取り、自分の考え・意見をわかりやすく伝えられる。行動観察で一緒になった他の受験生と積極的にコミュニケーションを取り、社会性・協調性を発揮できる。教育の研究を行う国立の小学校として、先生が「この子を教えたい」と思える素直さ、可能性を感じさせる子どもがお茶の水女子大学附属小学校に合格する子どもと言えそうです。

お茶の水女子大学附属小学校のおすすめの受験対策や準備

倍率が50倍と聞くと尻込みしてしまいますが、一次の抽選を突破できれば、二次の倍率は約4倍強。難関私立小学校と比べると、しっかり対策したお子さんには決して難しい試験ではありません。

受験対策としては、二次の特長ともいえる口頭試問への対策が重要になります。「名前は?」「朝は何を食べましたか?」などの簡単なものから、「ケーキを3人の友達とどうやってわけますか?」や、机に置かれた工作物を見て、「どんなふうに転がるか」を説明するものもあります。

問われる能力はペーパーテストと同様ですが、口頭でわかりやすく答えることができるよう、特に他人とのコミュニケーション能力を養っておくことが大切です。

同様に、行動観察では、他の受験生とグループ遊びをする時に自分の考えを伝え、そして相手の考えを聞くなどのコミュニケーションができているかどうかも問われます。初めて会うお友達とも、積極的に関われるようトレーニングしておきましょう。

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抽選は時の運、できることをしっかりと

一次抽選、そして二次を実力で通過した後にも三次抽選があるお茶の水女子大学附属小学校。自分の力だけではどうにもできず、まだ小さなお子さんには納得の行かない結果となることもありますが、万一、そうなったとしても、今までの取り組みや努力は必ず成果につながります。できることをしっかり準備してください。そして、準備を整えたご家庭に抽選での幸運が微笑みますように。

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