お受験に受かる子と落ちる子にみられる違いをチェック

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子供のお受験は願書を元にした試験と面接で構成されており、限られた時間の中で一定の基準を満たせているかどうかがあらゆる角度からテストされます。

お子さんとその保護者は受験当日に備えてさまざまな準備をしますが、合格のためにはそれぞれの学校が求める要件やスキルを押さえ、求めに応じて知識やマナーが備わっていなければなりません。

そこで本記事では、お受験で受かる子の特徴4つと、落ちる子の特徴4つをそれぞれピックアップ。特に意識しておきたいポイントについてまとめました。

これからお受験に臨もうと考えている親御さん、現在すでにお受験に向けて取り組んでいるご家庭も、ぜひ合格と不合格のポイントをチェックしてください。

お受験で受かる子の特徴とは

ここからは、お受験で合格できる子供の特徴について取り上げていきます。それぞれの項目について、受かるためのポイントも含めて紹介します。

挨拶ができる

受験を実施している学校の多くが、建学精神や学校側の理念に即した生徒を求めています。なかでも重視されるものが「マナー」であり、マナーは社会人になるためにも必須の要素として考えられています。

「こんにちは」「ありがとうございます」など、基本的な挨拶は普段から家庭内で指導し、いつでも言葉が出せるように心がけておきたいところです。

注意すべきポイントは、自分らしい挨拶がハキハキとできているかどうか。緊張して取ってつけたような挨拶は、大人の面接官にはすぐにわかってしまいます。

普段からご近所の人や目上の人に挨拶できているか、友人や知人とのあいだで「ありがとう」「ごめんなさい」が言えているかで、面接当日の印象は大きく変わってきます。

面接官の印象を良くしようと、不必要に挨拶や感謝を伝える必要はありませんが、必要なシーンで相手の顔を見てしっかりと受け答えができるかどうかは常にチェックされていると考えてください。

その場かぎりのマナーではなく、入学後も継続的にマナーを守れるかどうかがみられていますので、挨拶に関しては「文言」と「使いどころ」をそれぞれ意識させるようにしましょう。

自己肯定感が強い

自己肯定感とは、自分で自分のスキルや実力を理解し、認めることを指します。

決して「自分が偉い」といった出過ぎた意識ではなく、あくまでも自分で自分のことを「ちゃんとやればできる」「自分ならこなせる」と信じる力を指します。

自己肯定感が少ないほど、どれだけ知識やスキルを備えていても自信が持てずに怯えてしまい、本番で萎縮して受け答えに支障をきたすおそれが出てきます。

自己肯定感がきちんと備わっていれば、自分で自分をあと押しできます。今まで学んできたこと、普段の生活の中で身につけたもの、保護者や目上の人からのアドバイスをすべて受け入れて自分の力とし、そこから合格に繋がる実力が発揮しやすくなります。

お子さんの自己肯定感を高めるためには、保護者が普段から丁寧に接し、お子さんに冷静かつ正しく自身を見つめられるように指導していく必要があります。

「あれはダメ」「これもダメ」と否定していると、お子さんは自己の能力を疑うようになります。「自分ではダメなのかも」と無意識に感じるようになり、ここぞという時に自身をあと押しすることができません。

自主的な子に否定の言葉を投げかけるのは正しくありませんし、やや消極的で受け身な子にあれこれと手引きをしてしまうのも自己肯定感を下げる要因となります。

子供の良いところを見つけたら、そこを子供自身が客観視できるように接していきましょう。

思いやりの心を持っている

願書を提出する際、お子さんの性格や行動について記入をする場合があります。その際、「思いやりがある」「人に優しい」と書いて落とされることはほとんどありません。

思いやりがあることは、落とされる心配がないと判断できるほどお子さんにとって高いアドバンテージとなりえます。

学校は社会生活の場であり、お受験を終えて選ばれた子供たちは互いに協力し合いながら長い学校生活を共にします。

一般的な公立学校は小学校・中学校・高校とそれぞれ新たな出会いがありますが、お受験をクリアした子供たちはほぼ同じ同級生と一緒に成長していきます。

思春期から大人へと成長していくなかで、お互いが快適に暮らすためには思いやりの心が備わっていなければなりません。

ほとんどの学校では、お受験に臨む子の性格的な特徴や他者との接し方、付き合い方をチェックしています。

他者を傷つけないことはもちろん、肝心なときに手助けができるか、学校生活を円滑に進めていけるかもみられており、その基準が満たせていれば面接で好印象を与えられます。

普段からお子さんの交流パターンを確認し、人に優しくすることの重要性を教えていきましょう。

親の受け答えがしっかりしている

私立の小学校では、受験に際して親子面接が多く取り入れられています。当然のことながら、お子さんだけではなく保護者の受け答えもみられています。

親子面接では、志望理由や自己PRなど就職・転職と似た問答が行われますが、近年のニュースへの理解度やSNS・インターネットとの付き合い方が問われる場合もあり、決して油断はできません。

親自身も最新のニュースやトレンドを学び、吸収しつつ家族内で話題を共有するなど、普段の生活から受験を意識しておくことが重要なのです。

親自身の意見を問われたときに、無難な返答やあまり考慮されていない返答をしてしまうと、「子供に指導だけをして、保護者側は学んでいない」といったちぐはぐな印象を与えてしまうでしょう。

お受験に落ちやすい子の特徴とは

次に、お受験に落ちやすい子の特徴もみていきましょう。それぞれの項目について、NGポイントを踏まえて回避する方法も紹介します。

試験官の指示を無視する

一般的な面接と同様に、受験では試験官の合図や指示がなければ動くことはできません。

きちんと指示に従えるかどうかも、受験においては「マナー」のひとつとしてみなされるため、指示を無視して動かないようにトレーニングを行いましょう。

社会人でも緊張からミスをすることがある「お座りください」「ご着席ください」の指示は、小さなお子さんの場合判断に迷うことがあります。

それ以外にも、動作が許可される際の「どうぞ」「お願いします」という言い回しや「はいわかりました」「以上です」といった終わりの指示についても、事前に訓練を重ねる必要があります。

指示を待たずに動いたり言葉を出したりしても怒られる心配はありません。保護者の方は、お子さん自身がもっとも意識している「怒られる」心配はないので、怯える必要はないことを第一に伝えましょう。

ただし、指示が聞けるかどうかは生徒を振り分けるという点で重視される項目でもあります。「できる子」と「できない子」の差が明らかに開いてしまうポイントですから、トレーニングを重ねて対処するようにしましょう。

自分本位である

受験では「行動観察」として、子供の集団行動に関してチェックされる場合があります。5人で1グループになり他のグループと競うような試験は、実際の集団生活を念頭に入れた大変重要なテストです。

ここで自分本位に試験を進めてしまうと、どれほど学力が高くても集団の中で浮いてしまい、周囲と意思疎通が図れないと判断されるおそれがあります。

行動観察は学校や年度によっては実施されない場合もありますが、進学後はどの学校でも集団生活となります。お子さんがスムーズに学校生活を送れるように、周囲との協調や協力が重要であることを教えておかなくてはなりません。

集団行動のチェック以外にも、面接や実技中に軽い指示を見落としやすい、何かと自分本位に行動してしまうケースも問題視されやすい部分です。

試験中に自分本位と判断されると減点対象となり、せっかく他の項目で得点できていても合格できない可能性が出てきます。

人の指示がきちんと聞けること、話を聞いてから判断すること、独断専行で動かないといった基礎的なスキルを身につけさせてあげましょう。

意見を言えない

意見を言えない、あえて言わないように控えめにしてしまう行動は、社会人にも多くみられ日本人ならではのウィークポイントともいえる部分です。

近年ではグローバル化を意識して子供の主体性を重視している学校も多いため、意見を言わなければ何も考えていないような印象を与え、減点に繋がってしまいます。

緊張して萎縮する、あるいは明らかにできる子が目立って気後れしてしまったときにも意見が言いづらくなりますが、普段のトレーニングの中で意見を言う習慣をつけておくと良いでしょう。

子供は社会経験が圧倒的に少なく、低年齢のお子さんほど恥ずかしがり屋や照れ屋が多いものです。親がしっかりしているがゆえに、引っ込み思案になる場合もあります。

意見というのは周囲を巻き込むものではなく、まず自分の言葉で気持ちや意思を伝えることです。意見をしっかりと言う訓練をしていれば、面接でも的確な受け答えができるでしょう。

日々目にするもの(本やテレビ、実体験)の感想を言わせるようにする、親がたくさん話すのをやめて子供に話させる工夫を日常生活に盛り込んでみてはいかがでしょうか。

課題に的確に応えられない

私立学校の受験では、課題が抽象的または理解に時間がかかるものも少なくありません。すぐに課題の意図を汲んで行動に移せる子もいれば、時間がかかってしまう子もいます。

一例として「手を叩きながら数字を数える」という課題に対し、きちんと言われたとおりに動けるか(恥ずかしがらずに対応できるか)がテストされることがあります。ここで数字だけを述べる、手を叩くだけで口元はあまり動かないような場合は、減点対象となります。

受験中は、制限時間内に課題を終えることはもちろんですが、「指示に的確に応じられるか」が重視されます。課題に対して間違った挙動や受け答えをしてしまったときは、当然ながら減点対象となります。

幼児教育や子供の受験を支援するスクールでは、課題をきちんと呑み込めるように訓練を行っています。お子さんが話を聞いて、確実に理解を進められるようにサポートしますが、受験中は独特な緊張感やプレッシャーがかかるため、たくさん訓練してもうまくいかないこともあるかもしれません。

その場合、「課題をこなす際、間違ってしまったときのリカバリーが自分でできるか」もスキルのひとつとしてチェックされます。先ほどの例であれば、1から10まで数えた段階で手を叩いていなくても、11からはきちんと声を出して手を叩くといった修正ができれば好印象を与えます。

間違いをしたまま放置する、自分勝手に課題を進めてしまうのがもっとも減点対象となりえるため、軌道修正ができるようにスキルをつけさせてあげると良いでしょう。

主体性以外のスキルも求められる

いかがでしたでしょうか?今回は、お受験に受かる子と落ちる子の違いについて解説しました。
お受験は、一般的な試験のようにペーパーテストだけではなくお子さんの主体性や協調性、その他幅広いスキルが問われます。

意見を求められたときに臆さず受け答えができるか、敬語や挨拶のスキル、運動能力を調べる試験もあります。学校によって子供に求めるスキルが異なるため、しっかりと分析をしたうえで家庭内でトレーニングや工夫を重ねていきましょう。

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