カトリック系私立女子小学校の中でも、特に人気の高い難関校として知られる立教女学院小学校。近年、私立一貫校への人気が高まるなか、ますます多くの志願者を集めるようになっています。ここでは立教女学院小学校の特色や評判、入試情報、難易などをご紹介していきます。
\立教女学院小学校の合格者数41名*/
立教女学院小学校の風土・特徴は??
個性を大切にすることから服装が自由な立教女学院小学校。ここでは特徴や教育理念、雰囲気などを見ていきましょう。
立教女学院小学校の教育理念・教育方針
立教女学院小学校は、キリスト教に基づく豊かな教育力のもと、「健康で明るい子」「すすんで行動する子」「まわりの人を大切にする子」を育てることを教育目標に掲げています。多くの人と接し、自分の個性や力に目覚め、高め合って成長していくという考え方は、制服が自由なこと。家庭は生活習慣を身につける場であるとして、小学校1、2年生はランドセルを使わず、教科書などは置いて帰るなど、他の学校には見られない、ユニークな取り組みを実践していることに体現されています。
子どもの頃に良い習慣を体得することを一生の宝と捉え、キリスト教の教えをベースに良い習慣を繰り返し身につけさせ、人間としての品格を育む立教女学院小学校は、数ある日本の私立小学校の中でも、独自の価値を築いていると言えます。
立教女学院小学校の雰囲気
一人ひとりの個性を大切にする教育を行っている立教女学院小学校。1学年2クラスと、決して大きな規模の学校ではありませんが、明るく自由な雰囲気の中には、あたたかい、アットホームな学校生活があります。
例えば、給食は開校以来、全校児童が食堂に集まって食べることが伝統になっています。まるで映画のワンシーンのようです。栄養バランスを考えて作られたメニューをいただきます。
また教室にはWi-Fiが整備され、iPadを使ったICT教育、オンライン教育への対応も進んでいます。4年生からは、クラブ活動に参加。さまざまなクラブの中からやりたいこと、好きなことに取り組めるクラブを選んで活動しています。
立教女学院小学校の学費
2021年度1年生の入学金、学費は以下のとおりです。
入学手続時納入金 | 入学金 | 300,000円 |
施設費 | 300,000円 | |
藤の会(保護者の会)入会金 | 10,000円 | |
学費(月額) | 授業料 | 49,000円 |
保健冷暖房費 | 2,000円 | |
維持費 | 3,000円 | |
校納金(月額) | 藤の会費(保護者の会費) | 1,500円 |
児童費(教材・ノート・校外授業バス代等) | 2,100円 | |
給食費 | 10,100円 |
金額は、改定される可能性があります。また教育振興資金として、任意の寄付があります。
立教女学院小学校の入試情報
立教女学院小学校の倍率は、5〜7倍前後。私立小学校の中でトップ10に入る難関校となっています。
立教女学院小学校を受けるのは、例年どんな受験者なの?
立教女学院小学校は、自由で明るい環境のなか、少人数で個性を大切にした教育を行っており、近年、ますます人気が高まっています。2020年秋に行われた入試では、72名の募集人数に対して、志願者は541名、合格者は90名となったので、倍率は6倍強となりました。
先に紹介した服装、ランドセル、給食のほかにも立教女学院小学校では、「動物介在教育」として学校で犬を飼っていたり、1・2年生には週に1時間「なかよし」の時間という自由に遊ぶ時間が設けられ、他人と良い関係を築くことを学ぶ機会とするなど、人間教育の機会がさまざまにあります。
勉強だけにとどまらず、勉強を含めた幅広い人間教育の場として、立教女学院小学校で学び、個性を育んで行きたい。そんな風に考える受験生、そしてご家族が集まってきています。
立教女学院小学校の試験内容
立教女学院小学校の入試は、ペーパーテスト、個別テスト、集団テスト、そして事前面接です。
ペーパーテストは、記憶、数、図形、言語、推理など幅広いジャンルから出題されます。回答時間が短く、短時間で答を出す力が欠かせません。
個別テストは、箸やハサミなどを使うものや、積み木やパズルで指示に従って制作するものなどが出題されます。また運動テストもあり、ドリブル、なわとび、平均台など、身体のバランスを見る課題が出題されます。
集団テストは、他の受験生と一緒に連想ゲームやリズム遊びなどを行います。他の受験生との接し方、協調性、決められたルールや指示を守れるかなどがチェックされます。
試験の時間は約2時間です。
入試の前には日程が親子面接があり、学校から日時が指定されます。当日、アンケート記入が求められますので、事前に準備しておくと良いでしょう。
立教女学院小学校の受験情報
2021年度の募集要項(試験は2020年秋)をもとに、立教女学院小学校の受験情報をご紹介します。
立教女学院小学校の受験スケジュール
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願書販売
Web出願期間:2022年9月2日(金)~ 10月4日(火)
郵送出願:2022年10月1日(土)~ 10月4日(火)の消印のあるもの受験料
Web決済 30,000円入学試験
2022年11月3日(木・祝)のみ合格発表
2022年11月4日(金)20:00 Web発表2022年11月7日(月)14:00~15:00
入学手続時納入金
・入学金 300,000円学費及び校納金
(2023年度月額予定)
(1)学費
・授業料 54,000円
・教育充実費 10,000円
(2)校納金
・藤の会(保護者の会)費 1,500円
・給食費 10,100円
※初年度のみ、藤の会入会金10,000円が必要となります。
立教女学院小学校の募集人数
募集人数:女子72名
立教女学院小学校の試験会場
- 住所
- 東京都杉並区久我山4丁目29-60
- アクセス
- 京王井の頭線の三鷹台駅から徒歩1分
- JR中央線の西荻窪駅南口から関東バス「立教女学院行き」(乗車時間は約10分)
立教女学院小学校へ合格するために
私立女子小学校の難関校、立教女学院小学校。合格するお子さんとはどんなお子さんでしょうか。
立教女学院小学校に合格する子どもの特徴
子どもの個性を大切にし、明るく自由な環境の中でキリスト教に基づく人間教育を行う。こうした立教女学院小学校の教育方針や校風に合っているかどうか、そこに立教女学院小学校に合格するお子さんかどうかの違いがあります。ペーパーテストをクリアできる基本的な学力はもちろんですが、「健康で明るい子」「すすんで行動する子」「まわりの人を大切にする子」という3つの教育目標のうち、特に2番目と3番目が、入試の個別テスト、集団テストで問われています。
受験対策だけでなく、日頃の生活のなかで、挨拶をする、お片付けやお手伝いをすすんで行う、ルールを守るなどの基本的な生活習慣を身につけていることが大切になります。
入学に宗教、宗派はとわれませんが、キリスト教教育に通じる考え方をご家庭で理解し、実践しておくことが、合格への近道と言えるでしょう。
立教女学院小学校のおすすめの受験対策や準備
立教女学院小学校のペーパーテストは、難易度が高く、幅広い分野から出題されます。いきなり難問に挑戦するのではなく、基礎的な問題から取り組んで難易度を高めていき、問題に慣れるとともに、答えを出すスピードを身につけていきましょう。
ペーパーテストをこなすためには、集中力を維持したまま数多くの問題に取り組むことが必要です。子どもがひとつのことに集中できる時間は決して長くありませんが、訓練していくことで集中できる時間が少しずつ伸びていきます。集中力が身につけば、ペーパーテスト以外でも先生の指示をしっかり理解して物事に取り組むことができるようになるでしょう。
一方、個別テスト、いわゆる巧緻性テストでは、スピードばかりではなく、丁寧に作業し、きれいに仕上げることも大切になります。日常生活の中で、ハンカチをたたむなど、なにかお手伝いをするときも、しっかり丁寧に行うことを心がけると良いでしょう。
しかしながら、受験対策をご家族だけで行うのは分からない部分が多く、不安に感じる方も多いのではないでしょうか?出題範囲が広く難易度も高い立教女学院小学校への受験となれば、一層不安に感じるかもしれません。もし少しでも不安があれば、一度AiQ(アイキュー)の無料体験レッスンを受けて受験のプロに相談してみませんか?AiQは、業界初のマンツーマン個別指導により、第一志望への合格率は81.3%。お子さんの大切な将来形成を徹底的に個別サポートします。\ママが子供に習わせたい幼児理数教育No.1/
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人気の女子一貫校
立教女学院小学校の教育理念・教育方針、雰囲気、入試情報、試験内容、おすすめの受験対策などをご紹介してきました。自由と個性を尊重した教育を文字通り、実践している立教女学院小学校は、数ある私立小学校の中でも、特筆すべき存在。今後、ますます注目を集めていくことでしょう。あたたかい雰囲気の中で、明るく、のびのびと成長していける学校です。