この記事は、聖心女子学院初等科を受験予定の方に向けた内容です。学校の特徴や評判、入試の難易度など幅広い内容を取り上げています。また、入試情報や受験対策、クチコミもご紹介しますので、受験の際の参考にしてください。
\聖徳女子学園初等科の合格者数78名*/
聖心女子学院初等科の風土・特徴は??
はじめに、聖心女子学院初等科の特徴や教育理念、教育内容、日常生活などをご説明します。受験校決定の材料や面接対策に活かしてください。
聖心女子学院初等科の教育理念・教育方針
聖心女子学院初等科は、カトリック教の精神に基づいたキリスト教教育を通じて豊かな人間性を育むことを目指しています。
教育目標には、「魂を育てる」「知性を磨く」「実行力を養う」を掲げており、他者と共感できる人間性、広い視野での物事の捉え方、責任感と謙虚な心の育成に尽力していることも同校の特徴です。
また、同校の教育の特色としてグローバルマインドがあります。世界と関わり活躍する力を育てるべく、ボランティア活動や海外姉妹校との交流も行なわれています。宗教教育も行ない、国際色豊かな情操教育を図っています。
聖心女子学院初等科の雰囲気
聖心女子学院初等科では、「4-4-4制」を導入しており小中高の一環教育を行っています。初等科の4年生までは、「基礎・基本の徹底」のステージとなり、少人数制(1クラス32名)の学級で勉強の土台を築きます。
初等科5年生と6年生は「定着・習熟・伸長」のセカンドステージの一部の時期にあたり、教科担任制によって学ぶ姿勢を定着させます。
なお、初等科5年生と6年生は中等科と同様の50分授業となり、算数の時間は少人数制が導入されます。1年生から音楽、図画工作、体育、英語、宗教は教科担任制となり、3年生からは理科の教員も増えます。そのため、より深みのある学習を実現しています。
また、運動会や遠足、クリスマスイベントなどの行事も毎年行われています。
聖心女子学院初等科の学費
聖心女子学院初等科の入学後納入金は以下のとおりです。
入学金 | 300,000円 |
学校設備費 | 160,000円 |
授業料 | 528,000円 |
維持費 | 82,000円 |
教材費 | 50,000円 |
保護者後援会費 | 50,000円 |
寄付金 | 1口100,000円、5口以上 |
なお、入学金と学校設備費は、入学手続きの際に支払いとなります。入学金の納入期限もあるため、注意が必要です。学費は年度により変更も考えられるため、適宜、確認してください。
聖心女子学院初等科の入試情報
ここからは、聖心女子学院初等科の入試情報を具体的にご説明します。
聖心女子学院初等科を受けるのは、例年どんな受験者なの?
聖心女子学院初等科は、「一人ひとりが神の愛を受けたかけがえのない存在であることを知る」「世界の一員として連帯感と使命感を持ってよりよい社会を築くことに貢献する」という教育理念があります。
そのため、自分の考えを整理して表現できる子供や、周囲のお友達と協調性を持って接することができるお子さんが受験しています。さらに「実行力を養う」という教育目標があるように、失敗しても根気強く取り組めることも大事な要素でしょう。
また、高校卒業までの12年間の一環教育となるため、初等科入学時から同校の教育理念や教育目標に賛同していることも大事なポイントです。以上のようなことをクリアして合格できれば、同校の教育カリキュラムで物事に対する豊富な視点が養われます。
聖心女子学院初等科の試験内容
聖心女子学院初等科の入試は、ペーパーテスト、運動、行動観察、親子面接があります。
- ペーパーテスト
- 話の記憶、数量、言語、常識、推理など幅広い分野からの出題
- 運動
- 先生の動きに合わせて動く模倣体操
- 行動観察
- 絵画やゲーム、自由遊びなど集団で1つの課題に取り組む
- 親子面接
- 「〇〇をお父さん(お母さん)に聞いてみましょう」など、親子でのやりとりがある
以上が入試内容の概要です。特徴的であるのは、親子面接でしょう。親子での会話を促される場面があり、関係性をみられます。「どれだけ親子が深く関わっているか」「親の教育方針がお子さんにどう伝えられているか」がみられているわけです。
そのほかの試験に関しても出題範囲が広く難易度も高いものであり、十分な対策が必要です。
聖心女子学院初等科の受験情報
聖心女子学院初等科の受験情報として、受験スケジュール、募集人数、試験会場をご説明します。
聖心女子学院初等科の受験スケジュール
聖心女子学院初等科では、例年6月と9月に学校説明会が行なわれます。また、運動会やお遊び会、授業公開などの公開行事も定期的に開催されており、同校についての理解を深めることができます。
その後、願書受付が10月上旬、面接試験が10月中旬から下旬の日程で実施します。入学試験は11月上旬であり、数日後に合格発表という日程です。なお、合格発表の日が入学金納入期限となることがあるため、あらかじめ準備する必要があります。
聖心女子学院初等科の募集人数
聖心女子学院初等科の募集人数は、女児のみの96名です。また、受験資格として同校までの通学時間が60分程度の自宅通学が原則となっています。その点も見落とさないようにしましょう。
聖心女子学院初等科の試験会場
聖心女子学院初等科の入試は、同校で行なわれます。以下に住所とアクセス情報を記載しておきます。
- 住所
- 東京都港区白金4-11-1
- アクセス
- 地下鉄
- 東京メトロ・南北線「白金台駅」2番出口から徒歩10分
- 都営地下鉄・三田線「白金台駅」2番出口から徒歩10分
- バス
- 田87系統 渋谷駅前・恵比寿駅前より/田町駅前行「北里研究所前」から徒歩3分
- 品93系統 目黒駅前より/大井競馬場前行き「白金台駅前」から徒歩10分
- 東98系統 目黒駅前より/東京駅丸の内南口行き「白金台駅前」から徒歩10分
- 品93系統 品川駅前より/目黒駅前行き「白金台駅前」から徒歩10分
- 地下鉄
聖心女子学院初等科へ合格するために
ここからは、聖心女子学院初等科は合格する子どもの特徴や具体的な受験対策についてご説明します。
聖心女子学院初等科に合格する子供の特徴
聖心女子学院初等科に合格するお子さんには、以下のような特徴があります。
- 両親の話や言うことをよく聞く子供
- 日々の学習習慣ができている子供
- 自分の考えをはっきりと述べられる子供
- 周囲のお友達に気を配りながら行動できる子供
聖心女子学院初等科は面接の特徴からもわかるように、親子関係に重きを置いているため日頃から両親とのコミュニケーションがとれているお子さんが選考にも有利です。また、入学後は1年生から家庭学習の習慣を身につけるため、入試対策を含めて毎日、学習できているお子さんも合格しやすいといえます。
初等科とはいえ1年生から宿題も多く出される特徴があり、入試対策の時期から両親が協力していることも大事でしょう。
また、カトリック教の精神を重んじる校風から、協調生のあるお子さんやそのなかでも自分の意見や考えをしっかり言えるお子さんもいい評価を受けやすいです。
聖心女子学院初等科のおすすめの受験対策や準備
聖心女子学院初等科は面接試験から行なわれるため、早めの対策が必要です。たとえば、家庭の教育方針を再確認するなど、面接までにポイントをまとめるようにしてください。特にしつけについては多く質問される傾向があり、日々の接し方を振り返ってみてください。
とはいえ、当日の面接は試験管が親子の雰囲気をしっかりと感じ取って、ゆっくりと質問します。日頃の面接練習で落ち着いて答えられるようにしておきましょう。
聖心女子学院初等科では、新入生のためにさまざまなイベントを用意しており、お遊び会に参加した感想を願書に記入している多くのご家庭が合格しています。よって、同校の説明会やイベントに積極的に参加して、体験談を記入することも意識してみましょう。
なお、ペーパーテストは白百合学園小学校や雙葉小学校と同様の難問レベルが出題されるため、過去問などを中心に早い時期から対策をとってください。春先まではゆっくりとこなしても構いませんが、夏場以降は演習量を増やしていき9月以降はさらに強化していきましょう。
聖心女子学院初等科の受験対策をしていこう
聖心女子学院初等科は、カトリックの女子一貫校として入試の難易度も高いです。仕事を持つ親のために学童保育を併設するなど、時代やニーズに合わせた教育ができることも同校の強みです。
入試では特に面接試験で親子の関係性をみられるため、日頃の会話や教育方針の確認も大切です。ペーパーテスト対策は演習量を増やして、日々の学習習慣をつけることがポイントです。
ただ、聖心女子学院初等科への入学難易度は高いため、できれば受験のプロと対策を進めるとよいでしょう。AiQ(アイキュー)では、受験対策のプロ講師が完全マンツーマンで個別指導し、お子さんの将来形成を徹底的にサポートします。\ママが子供に習わせたい幼児理数教育No.1/
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